2005年10月18日(火) 13時29分
捜査照会への協力可能…個人情報保護の指針修正へ(読売新聞)
刑事訴訟法に基づく警察の捜査照会に医療機関や自治体が応じないなど、個人情報保護法への過剰反応が広がっている問題で、尾辻厚生労働相は18日の閣議後会見で、「もう一度考え方を整理し(医療)現場によく説明する」と述べ、保護法に関する厚生労働省の指針を事実上修正し、趣旨を徹底する考えを示した。
同省では指針に付けている質疑集に、「捜査照会への協力は従来通り可能」などの説明を追加するという。
同省の医療機関向け指針は捜査照会について、「応じても保護法違反ではないが、本人から損害賠償を求められるおそれもある」と、照会に正当に応じても賠償請求されるかのように受け取れる記述がある。尾辻厚労相は、「慎重を期して書かれているが、その結果、現場が混乱しているというより、困っているのはその通りだ」との認識を示した。
(読売新聞) - 10月18日13時29分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051018-00000204-yom-soci