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2005年10月15日(土) 01時28分

<国勢調査>問題続出の実態、浮き彫り 札幌の市民団体発表毎日新聞

 市民団体「国勢調査の見直しを求める会・北海道」(札幌市)が14日発表した電話相談結果によると、調査員自身から「配布回収はすべて郵送で行うべきだ」と“苦悩”の声が寄せられるなど、問題が続出した調査の実態が改めて浮き彫りになった。
 電話は9月26日〜10月7日、市民を対象に開設し、178件の相談を受けた。
 相談内容(複数回答)で最多だったのは▽シールで封をしたのに調査員に開けるように言われた▽調査員が顔見知りで情報漏えいが心配だ——など「調査手法関連」で118件。次いで▽個人名や電話番号、仕事先が必要とは思えない▽情報の大半は他の統計で得られる。多額の税金を使う必要はない——など「調査の趣旨や項目」に関するものが113件あった。
 調査員6人からも相談があり、▽オートロックマンションで鍵を開けてくれない▽研修で個人情報に関する質問をしたら「総務省作成のパンフレットを読んでくれ」で終わった——などの訴えもあり、準備不足や調査方法の限界もにじむ。
 同会事務局の新田真澄さんは「個人情報が『お金』にもなる時代で、プライバシー意識が高まる中、行政の認識は甘く住民の反応は当然だ」と指摘。次回調査(5年後)に向け抜本改革を求めていく方針だ。【横田愛】
(毎日新聞) - 10月15日1時28分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051015-00000001-mai-soci