2005年10月12日(水) 17時25分
振り込め詐欺:架空請求の2被告、懲役6年を求刑−−地裁で論告 /徳島(毎日新聞)
東京を拠点にした架空請求詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反罪に問われた東京都新宿区西落合1、無職、山下竜喜(25)、大分市芳河原台、同、伊東剛(25)の2被告に対する論告求刑公判が11日、徳島地裁(岡田信裁判長)であり、検察側はそれぞれ懲役6年を求刑した。
検察側は「反社会的で悪質な犯行。グループの中でも要といえる電話役を務めており、責任は重大だ」と指摘。弁護側は「主導的ではなく、受動的な立場でグループに参加していた」として猶予刑を求めた。
起訴状によると、2被告は他のメンバーと共謀し、「法務省認可法人東日本債権管理局」の差出人名で「電子消費料金未納分」支払いを督促するはがきを郵送。連絡してきた福岡県内の女性らをだまし、銀行口座に現金計約4753万円を振り込ませた。【小野沢健一】
10月12日朝刊
(毎日新聞) - 10月12日17時25分更新
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