2005年10月07日(金) 14時53分
米でプロバイダー同士が交信拒否、ネット使えない事態に(ロイター)
[ワシントン 6日 ロイター] 米国でインターネット・プロバイダー2社のいさかいから、両社間のユーザー同士がメールを送れなくなったり、ウェブサイトの運営ができなくなるなどの障害が生じた。
この2社は、レベル3コミュニケーションズ<LVLT.O>と、ライバルのコージェント・コミュニケーションズ・グループ<COI.A>。レベル3がコージェントから来たユーザーのトラフィック受け入れを拒否したため、ユーザーの大部分がインターネットにアクセスできなくなる事態となり、コンピューター技術者らが対応に追われた。
この障害で、米メディア・娯楽大手タイム・ワーナー<TWX.N>のモデム利用者など数千人のユーザーが、他社のネットワークにあるウェブサイトの閲覧ができなくなったりメールが送れなくなったりするトラブルが発生した。世界共通で境界線のないコンピューター同士のネットワークというインターネットの前提が崩されたことになる。
コージェントのデーブ・シェファー最高経営責任者(CEO)は今回の件により、インターネット利用者の約15—17%が影響を受けたと述べた。
(ロイター) - 10月7日14時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051007-00000949-reu-bus_all