2005年10月07日(金) 00時00分

ＮＨＫ受信料　不払い１２６万件に （東京新聞）

　ＮＨＫの橋本元一会長は六日の定例会見で、一連の不祥事を理由にした受信料支払いの拒否・保留が九月末現在で、約百二十六万六千件になったと明らかにした。八、九月の不払い増加数は、六、七月の半分以下の九万五千件にとどまり鈍化。民事手続きによる受信料の法的督促を盛り込んだ先月二十日の「新生プラン」発表時の予測値・約百三十万件を下回った。　

　また、プラン発表後、視聴者から約一万五千件の声が寄せられ、法的督促への賛否が多いという。

　橋本会長は内訳について「『反対』という意見のほうが、聞こえてくる数としては多い」と言及した。

　一方、ＮＨＫの番組改変問題で「政治的圧力があった」と報じた朝日新聞が先月三十日に「不確実な情報を掲載した」と「反省」したことに橋本会長は、「訂正していないので、ＮＨＫとしては理解、納得できない」とコメント。

　ただし、「報道機関なので（争いを）法廷に持ち込むことはない」と提訴などの対応を取る意思のないことを明らかにし、番組をめぐる市民団体との訴訟の中でＮＨＫの主張を説明していくとした。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051007/mng_____sya_____008.shtml