2005年10月06日(木) 03時14分
サムニン 親会社元役員ら逮捕(産経新聞)
高齢者らを狙ったサムニングループの悪質リフォーム詐欺事件で、警視庁生活経済課は五日、詐欺容疑で、グループの親会社だった「エム・エイチ・エス」(東京都中央区)の元役員、白倉敬之容疑者(26)=東京都荒川区東日暮里=ら二人を逮捕した。エム社からの逮捕者は初めて。約百十五億円以上ものグループの売り上げの約七割がエム社に流れており、警視庁はエム社が実質的にグループの違法営業を指導し、収益を吸い上げていたとみている。
調べでは、白倉容疑者らは平成十三年七月−十四年一月にかけ、横浜市内の飲食業の男性=当時(43)=ら二人の自宅を訪れ、「屋根裏の柱がゆがんでいる。地震が来たら家が崩れる」とうそをつき工事代計約三百四十万円をだまし取った疑い。
二人だけで過去に総額約十四億円の売り上げがあったという。
エム社は九年十二月、浄水器販売の「マイホームサービス」として発足。十二年三月に「エム・エイチ・エス・インターナショナル」に社名を変更したが、同年十一月と十四年三月に、強引な営業などで苦情が相次ぎ都から行政指導を受けたため、翌年に現商号に変更した。配下に「サムニン・ジャパン」を置き、営業部門を担う「サムニン・イースト」(現リブロ)、「サムニン・ウエスト」の両子会社とグループを形成していた。
(産経新聞) - 10月6日3時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051006-00000021-san-soci