2005年10月06日(木) 00時00分
「アダルト電話未納料」と現金詐欺(朝日新聞・)
3容疑者きょう再逮捕 「アダルト電話利用料が未納」とうそをつき、現金をだまし取ったとして県警は6日、別の暴行事件で公判中の男3人を詐欺の疑いで再逮捕する。3人のうち1人が経営する有料アダルト電話管理会社の銀行口座には、十数億円が振り込まれた形跡があり、県警はこのうち詐欺の被害は全国で数億円になる可能性があるとみている。
再逮捕されるのは、東京都板橋区、無職山川大輔(38)、同豊島区、会社役員大久保篤史(27)、同、会社員畠山修(27)の3容疑者=いずれも暴力行為等処罰法違反などの罪で公判中=。3容疑者は「正規の請求で、不正請求はしていない」などと否認しているという。
捜査2課と郡山署の調べでは、3容疑者は共謀して今年7月、大阪府内の40代の男性会社員に電話をし「未払いの残金がある」などとうそを言い、現金約18万円を指定した銀行口座に振り込ませてだまし取った疑い。
3容疑者は、大久保容疑者が都内で経営する有料アダルト電話管理会社の関係者。同社は、雑誌の広告に掲載した電話番号にかけてきた人に電話をかけ直し「未払い金がある」などとだます手口で、1回につき数万〜数十万円を振り込ませていたとみられる。
この事件をめぐっては、同社でアルバイトをしていた住所不定、無職佐藤貴之(31)と川崎市麻生区、無職太田賀之(33)の両被告=いずれも詐欺罪で公判中=が同社の利用者情報を持ち出し、東京都国分寺市内の50代の男性に同様の手口で15万円を振り込ませたとして今年8月、起訴された。公判で検察側は計約800万円をだまし取ったとしている。
一連の詐欺容疑は7月、郡山市内の自動車学校にいた佐藤被告に対し、山川容疑者が顔などを殴るなどしてけがをさせ、傷害などの疑いで逮捕された後に県警が捜査を進めていた。
(10/6)
http://mytown.asahi.com/fukushima/news02.asp?kiji=7653
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