2005年10月06日(木) 15時07分
ディズニーパスポート情報流出、システム管理の男逮捕(読売新聞)
千葉県浦安市の「東京ディズニーランド」や「東京ディズニーシー」の入園者の個人情報が大量流出した事件で、千葉県警は6日、入園者のデータを管理するコンピューターに不正侵入したとして、同県船橋市習志野、元ソフト開発会社員、野元雄一容疑者(40)を不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕した。
野元容疑者は抜き出した入園者リストを名簿業者に売却。両施設を運営するオリエンタルランド(本社・浦安市)には、リストの買い取りを求める電話があり、県警は、業者からリストを入手した者の犯行とみて、恐喝未遂事件でも捜査している。
調べによると、野元容疑者は昨年11月、同社のコンピューターネットワークに不正に接続。両施設に1年を通して入園できる「年間パスポート」の保有者や元保有者の住所、氏名などを記載したリストを取り出した疑い。
野元容疑者は当時、このネットワークシステムの維持管理を請け負っていた千葉市内のソフト開発会社に勤務し、ネットワークの構築にもかかわっていた。犯行の数日後、インターネットを通じて、熊本市内の名簿業者に8万円でリストを売却していたという。
県警は、この名簿業者が東京都内の別の名簿業者にリストを転売したと見ており、業者から事情を聞いている。
事件を巡っては昨年12月、入園者らに不審なダイレクトメールが相次いで届き、オリエンタルランドは「約12万人分の個人情報が流出した」と公表している。
(読売新聞) - 10月6日15時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051006-00000208-yom-soci