2005年10月04日(火) 03時07分
<JMネット>「風説の流布」に弁護士事務所関与(毎日新聞)
ベンチャー企業「ジャパンメディアネットワーク」(JMネット、破産)による「風説の流布」事件で、同社元幹部の金融ブローカー、大場武生容疑者(46)=証券取引法違反容疑で指名手配=の関連先として家宅捜索された弁護士事務所が、株価をつり上げた親会社の株売買に関与していたことが分かった。この弁護士は、大場容疑者が株売買のため設立した海外投資会社の代理人だったことも判明。東京地検特捜部は、大場容疑者と弁護士の関係について調べを進めている。
大場容疑者は02年11月、JMネットによる虚偽の携帯電話事業を公表し、親会社で東証2部上場の「大盛工業」(葛飾区)の株価をつり上げたうえ売り抜け、30億円前後の利益を得た疑いが持たれている。調べでは、この際の株の受け渡しは東京都千代田区麹町の弁護士事務所で行われた。
また、虚偽公表の前後に大盛工業が発行した新株予約権の大半は、大場容疑者関連とされる「プライムコスモホールディング」に転売され、同社の代理人がこの弁護士だったという。
(毎日新聞) - 10月4日3時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051004-00000012-mai-soci