2005年10月02日(日) 21時48分
国勢ニセ調査員、記入済み票を持ち去り…愛知で続発(読売新聞)
国勢調査員を装った男が調査票を持ち去る事件が、愛知県内で相次いでいることが2日、わかった。県警は個人情報入手を狙った詐欺事件と見て捜査している。
調べによると、今月1日午前11時ごろ、名古屋市名東区引山の民家に、調査員を名乗る男が訪れ、応対した女性(70)から記入済みの調査票を回収した。約40分後、正規の調査員が訪れ、だまされたことがわかった。
先月30日午後6時ごろには、愛知県日進市内の民家でも、「調査票の回収に来た」と名乗る男が、調査票を持ち去っていた。このほか、1日には名古屋市中区で50歳ぐらいの男が、同市港区では20歳代後半の男が同じ手口で調査票をだまし取ろうとしたが、調査票が未記入だったことなどから未遂に終わった。4件とも男の年齢などは異なるが、短期間に集中していることから、県警は関連を調べている。
国勢調査員には調査員証の携行が義務付けられている。県企画振興部統計課では「調査票と一緒に配布されるパンフレットには、各役所の連絡先が記入されている。不審に思ったら、調査員が本当にその地域の担当者かどうか、役所に確認してほしい」と話している。
(読売新聞) - 10月2日21時48分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051002-00000012-yom-soci