2005年09月28日(水) 19時19分
リッチランドに支払い命令 差額の約2500万円(共同通信)
出資法違反容疑で警視庁が捜査中の健康食品販売会社「リッチランド」(東京)と関連会社に投資した名古屋市の無職女性(78)が、投資と配当の差額約2475万円などの損害賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁の黒岩巳敏裁判官は28日、請求を全面的に認め、同社に賠償を命じた。
黒岩裁判官は、同社側が裁判に出頭せず、書面も提出しないため、争わないと判断した。
訴えによると、女性は勧誘員に「海外投資の話があり、投資金額が倍になる。月々の配当金は100万円程度ある」と説明され、2003年6月から今年1月にかけ計約3480万円を入金。
当初は100万円を超える配当も入ったが、04年3月からは配当が止まったり、10分の1以下になったりした。勧誘員は「海外からの送金がうまくいっていない」と話し、今年5月までに計約1000万円しか配当がなかった。
女性は「健康食品などの販売を装っていたが、実態はマルチ商法による詐欺行為」と主張していた。
(共同通信) - 9月28日19時19分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050928-00000203-kyodo-soci