2005年09月27日(火) 17時42分
ブログを書く目的は「癒し」(WIRED)
米アメリカ・オンライン(AOL)社が16日(米国時間)に発表したブログ利用に関する調査『ブログ・トレンド調査』によると、ブログ開設者のほぼ半数が“癒し”を求めてブログを書いており、政治、ニュース、ゴシップなどの動機を上回っているという結果だった。
ブログを書いているネットユーザー600人に、ブログを書く理由や内容を質問した結果をまとめた。それによると、ブログを書く理由として「自分の考えや感情を人と共有したい」と答えた人が54%、「自分の生活や興味の対象を記録したい」とした人が43%などで多数派だった。
また、助けが必要な時や大きな心配事がある時は、「それをブログに書くか、似たような体験をしている他人のブログを読む」という回答が31%で、トップの「家族や友人にアドバイスを求める」(32%)とわずか1ポイント差だった。「専門家にカウンセリングを頼む」とした人は5%しかいなかった。
一方、「ジャーナリズムに興味がある」は16%、「ニュースを発信したり、ゴシップなどの最新の話題に先んじたい」は12%、「政治に関する情報を公開する」はわずか8%で、外向き志向の人は意外に少なかった。
全体に、個人の日常や思考・感情を共有して“癒し”を得るための私的な道具として、ブログを利用する人が多いことがうかがわれる。調査は、AOL社の委託を受けた米デジタル・マーケティング・サービシズ(DMS)社が実施した。
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(WIRED) - 9月27日17時42分更新
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