2005年09月27日(火) 08時00分
パームとMSが新携帯発表 宿敵提携で市場拡大加速(共同通信)
【ニューヨーク26日共同】米携帯情報端末(PDA)大手パームは26日、ソフトウエア最大手マイクロソフト(MS)と提携し、MSの携帯端末向け基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・モバイル」を搭載した携帯電話を2006年初頭にも市場に投入すると発表した。携帯端末向けのOS分野で競合してきた両社の提携により、米国でインターネットにつながる携帯電話市場がさらに拡大しそうだ。
新製品は米携帯電話大手ベライゾン・ワイヤレスが販売。ウィンドウズ・モバイルのメール、文書作成、ネット検索機能が楽しめる。
パームはPDAに搭載してきた独自の「パームOS」で一時は市場をほぼ独占。同OSを携帯電話にも使用し、MSと競争を繰り広げてきた。しかし、ネットにつながる携帯電話市場が広がるにつれ、MSに市場占有率(シェア)を奪われていた。
パームのソフト部門「パームソース」は今月9日、日本の携帯電話向けソフト開発会社ACCESS(アクセス)に買収された。
(共同通信) - 9月27日8時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050927-00000016-kyodo-bus_all