2005年09月26日(月) 22時39分
自殺サイト利用殺人の前上被告、20人以上にメール(読売新聞)
インターネットの自殺サイトを利用した男女3人連続殺人事件で、大阪府警は26日、堺市鴨谷台、無職前上博被告(37)(起訴)を東大阪市の男子大学生(当時21歳)に対する殺人、死体遺棄容疑で再逮捕した。
前上被告は豊中市の無職女性(当時25歳)、神戸市の中学3年の男子生徒(14)に対する殺人罪などで起訴されており、逮捕は3回目。
調べでは、前上被告は6月10日、自殺サイトで知り合った大学生をレンタカーで河内長野市の山中に連れ出し、ビニール袋を張り付けたタオルで口や鼻をふさぐなどして窒息死させ、山林に遺棄した疑い。
一方、前上被告が昨年12月以降、自殺サイトを通じ、被害者3人以外にも20人以上の男女に練炭自殺を持ち掛けるメールを送っていたことが、府警の調べで新たに判明した。返信してきた6人をメールで誘い出そうとしたが、いずれも相手がメールの内容を家族に見つかるなどして未遂に終わったという。
前上被告は、今年8月の逮捕直前まで誘い出しのメールを送っており「捕まっていなかったら、ほかにも殺すつもりだった」と供述している。
(読売新聞) - 9月26日22時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050926-00000215-yom-soci