2005年09月18日(日) 21時28分
資産運用話で300億円集め破たん、被害者の会結成(読売新聞)
資産運用コンサルタント会社「ジェスティオン・プリヴェ・ジャポン」(GPJ、東京都千代田区)が、外国為替取引による資産運用話で多額の投資金を集めたまま今年7月に経営破たんしていたことが18日、分かった。
近畿、関東地方の顧客約40人はこの日、京都市内で会合を開いて被害者の会を結成、近く警視庁に詐欺容疑などで刑事告訴することを決めた。関係者によると、同社は全国で1600人以上の顧客から総額約300億円を集めたという。
関係者によると、同社は2002年9月に設立。スイスにあるプライベートバンクを利用した外国為替取引による高利の資産運用をうたい、顧客から投資金を集めた。パーティーに芸能人を出席させるなどして顧客の拡大を図ってきたが、今年春ごろから配当が滞り始め、今年7月に東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。社長(42)は所在が分からなくなっているほか、集めた資金の行方も分かっていない。
警視庁にもすでに顧客から相談が寄せられており、同庁で情報収集を進めている。
同社役員の1人は、読売新聞の取材に対し、「取締役会も開かれず、経営はすべて社長1人が決めていた。資産運用自体もやっていなかった可能性がある。被害者に対して非常に申し訳ない」と話している。
(読売新聞) - 9月18日21時28分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050918-00000113-yom-soci