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ヤマダ電機が進出を計画しているのは、池袋駅東口の明治通り沿い。競輪とオートレースの場外車券売り場が計画されていた場所だが、地元の反対で頓挫。かわってヤマダ電機が商業ビルの核テナントに浮上し、地権者などと最終調整を進めている。
立地は、ビックカメラ本店から数十メートルとほぼ隣接。9階建て、売り場面積5200平方メートルを予定する。
躍進著しいヤマダ電機は今春、専門店で初めて売り上げ1兆円を突破した。もとは昭和48年に前橋市で開業した「町の電器屋さん」だったが、郊外立地のローコスト経営で急成長。平成12年には東証1部上場も果たし、約30年で「日本一」となった。
今や家電流通市場でシェアの1割を占める勢いだが、ヤマダ電機が郊外から都心へ進出する背景には何があるのか。
「大店法の緩和で、ヤマダ電機やコジマ(栃木県宇都宮市)など郊外型の量販店は売り場面積の広さを武器に拡大を続けてきた。ただ、商品回転数では、ヨドバシなど駅前立地の店舗が、郊外型の2倍以上と勝っている。百貨店の不振もあり、郊外型の量販店も都心で勝負しやすい土壌ができてきた」(流通関係者)
ヤマダ電機は、池袋進出に先駆け、大阪・難波でも来春、大型店を計画。ここでも既存のビックカメラと激突する。
一方、ビックカメラは今年3月、千葉・柏のそごう跡に進出。ヨドバシも11月、横浜駅前の三越跡に出店するなど、都心に牙城を築いてきたカメラ系も攻勢の手をゆるめない。郊外型Vsカメラ系の集客戦争は、ますます激化しそうだ。
ZAKZAK 2005/09/17