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マッサージ師の男はインターネットのホームページに「遠赤外線を活用した新治療法」などと宣伝を出して患者を集めていた。捜査二課は、がん患者8人(うち4人が死亡)から計1600万円をだまし取ったとみて、余罪を追及する。
調べでは、マッサージ師の男らは昨年1月上旬、仙台市の乳がんの女性=当時(46)=に「がんを完全に治せるのは世界でもうちだけ」などと言って遠赤外線を患部にあてるなどし、同年3月中旬までの間、数回にわたり治療費名目で現金計約290万円をだまし取った疑い。女性は今年5月に死亡した。
マッサージ師の男らは「途中から来なくなったから治らなかった。だましてはいない」などと否認している。
女性はマッサージ師の男に治療費や慰謝料など計約1220万円の損害賠償を求める訴訟を起こし、仙台地裁が6月「効果がないことを知りながら治療し、その間適切な医療を受ける機会を失わせた」として、請求額通りの支払いを命じている。
ZAKZAK 2005/09/15