2005年09月15日(木) 00時00分

不倫相手の妻殺して！ネットで依頼、殺人請負サイト（ZAKZAK）

３２歳の女救急隊員ら逮捕　すさまじい執念というか浅はかというか−。インターネットの殺人請負サイトを通じ、不倫相手の妻の殺害を依頼したとして、警視庁は１５日までに、暴力行為処罰法違反（集団犯罪などの請託）容疑で、東京消防庁渋谷消防署救急隊員の女（３２）と、殺人を請け負った自称探偵業の男（４０）の両容疑者を逮捕した。

　捜査１課の調べによると、女は昨年１２月、交際していた同僚男性（３２）の妻（３２）の殺害を依頼した疑い。

　男は今年１月、「バイクで追い越しながら細菌スプレーをまいて殺害する。トンネルなどで排ガスの流れに細菌を乗せ、確実に吸わせる」とインチキな殺害方法を提示し、現金１００万円を受け取った疑い。

　女は男性と数年前から付き合っており、「奥さんに子供ができたので、裏切られた気持ちになった」と供述。２人とも容疑を認めており、妻に被害はなかったという。殺害を実行する凶器などが確認できなかったため、殺人予備罪での立件は見送った。

　女は昨年１１月、サイトを見て男に電話。最初に約１５０万円を振り込んだ後、薬代や張り込み代名目で約１０回に分けて総額約１５００万円を払った。借金を重ねて金をつくったのに、殺害が実行されないのを不審に思い、「だまされたのではないか」と警察に相談し、犯行が発覚した。

　女は平成１３年４月に入庁。同年９月から渋谷消防署に配属された。

ZAKZAK 2005/09/15

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_09/t2005091503.html