2005年09月15日(木) 21時01分
学歴・収入「詐称」させ登録、結婚紹介所を公表(読売新聞)
男性会員らに、ウソの学歴や実際より高い収入で登録するよう仕向け、不正に紹介料を徴収していたとして、東京都は15日、東京・池袋に本部を置く結婚紹介所「むさし結婚情報センター」について、都消費生活条例に基づき実名を公表し、注意を呼びかけた。
同センターは登録料のほか、男女双方から「見合い料」(1〜2万円)を受け取るシステムで、見合いが成立すればするほどもうかる仕組みだった。都には2001年以降、計16件の苦情が寄せられており、被害者は男女が半々という。
昨年、苦情を訴えてきた都内の30歳代の男性会員は、入会の際、担当者から「あなたの学歴と年収では女性を紹介できない。『東大卒』と書いてくれ」と促され、ウソの学歴を登録した。一方、女性会員からは「男性の経歴や年収が、実際とは違う」という苦情が相次いでいた。
また、退会の際、センター側が、「結婚相談所に登録していることを勤務先にばらしてやる」と脅し、20万円もの不当な解約料を請求するケースが、男女ともにあった。
同センターのホームページには「創業37年」「全国30支店」とあるが、社長らが都の事情聴取を拒否しているため、会員数や売り上げなどは不明という。
(読売新聞) - 9月15日21時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000113-yom-soci