2005年09月13日(火) 14時56分
<墨東病院わいせつ事件>患者の裸撮影の部長に実刑判決(毎日新聞)
東京都立墨東病院(墨田区)で女性患者が裸の写真を撮影された事件で、準強制わいせつ罪に問われた同病院の前心臓血管外科部長、田辺貞雄被告(52)に対し、東京地裁は13日、懲役3年10月(求刑・懲役6年)を言い渡した。渡辺康裁判官は「患者の医師に対する信頼や、治療を受けている者の心理的な弱みに付け込んで長期間にわたり繰り返されており、卑劣かつ悪質」と指摘。弁護側は即日控訴した。
判決によると、田辺被告は00年4月〜04年7月、女性患者5人に対して、超音波検査の際に、実際には必要がないのに「全身の検査をするので全部脱いで下さい」などと言い全裸にさせ、デジタルカメラで撮影した。【武本光政】
▽北村正次・墨東病院院長の話 被害に遭われた患者様に改めておわびするとともに、都民の信頼を損なったことについて、深くおわび申し上げます。職員一丸となって再発防止に取り組み、信頼回復に努めてまいります。
(毎日新聞) - 9月13日14時56分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000034-mai-soci