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実は記者も足のサイズは二十五センチ。靴探しには散々苦労した。恥ずかしいやら悲しいやらで、高校時代から靴屋さんは苦手。だが、時代は変わった。
全国に百五十二店舗を持つ婦人靴メーカーの卑弥呼が先月末、東京都新宿区の地下街・京王モールに出店した「Queen’s卑弥呼」は、二十四・五−二十七センチの靴と大きい傘の専門店。今月初めには大阪・心斎橋店もオープンした。スタッフは全員が靴サイズ二十四・五センチ以上と心強い。「こういう店を待ってました」「試着してブカブカなんて初めて。うれしい」と好評だ。
出店の背景には他店やアパレル業界との競争もあるが、最大の理由は女性の足が大きくなったこと。同社は毎年、約三千人の入社志願者の靴のサイズを調べているが、ここ数年大きくなる傾向が顕著で、今年は全体の35%が二十四・五センチ以上だったという。
表参道に一昨年秋にオープンした「KOTUCA」(東京都渋谷区神宮前)は、フェラガモ、ルイ・ヴィトン、エルメスなど海外ブランドの大きなサイズの靴を扱う店。靴サイズ二十六センチのオーナー・柏木美志子さん(45)が、本業であるインテリアデザインの仕事で海外出張する際に買い付けてきた一点物が中心だが、現地からの取り寄せも可能。「国内のショップでサイズがなくて屈辱感を味わった人も、ここでならシンデレラ気分を味わえます」と柏木さん。
インターネットショップ「MODEL siZe・com」を切り盛りするのは、身長一七一センチ、足の大きさ二十六センチの伊藤りえ代表(32)。渡米して「棚に並んでいる靴をパッと履けちゃう幸せ」に目覚め、三年前、自分と同じ悩みを抱えている日本女性のために二十四・五−三十センチサイズを中心とした婦人靴店をネット上に開設したところ、合うサイズがなく靴選びに困っていた全国の女性からアクセスが殺到した。
「アメリカの靴はサイズ豊富で安くておしゃれ。かわいい靴はいくらでもあります。あきらめないで」と伊藤さん。
小さなガラスの靴が何よ。さらば、デカ足コンプレックス!
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kur/20050905/ftu_____kur_____001.shtml