2005年09月03日(土) 16時10分

悪質訪販：換気扇訪問販売、２容疑者を逮捕　架空会社名の領収書交付の疑い　／岩手（毎日新聞）

　県警生活環境課などは２日、矢巾町和味１地割、訪問販売業、阿部雅彦（４２）と盛岡市三本柳９地割、会社員、山本純一（３４）の両容疑者を特定商取引に関する法律違反（書面不交付、不実の告知）の疑いで逮捕した。
　調べでは、両容疑者は今年４月中旬ごろから７月中旬ごろまでの間、花巻市の無職の女性（７７）ら計７人の自宅を訪問しトイレ用換気扇の売買契約を結んだ際に、クーリングオフなどを説明した書面を渡さなかったうえ、架空の会社名、住所を記載した納品書、領収書などを交付した疑い。また、うち４人に「トイレの換気扇は１０年に１回交換しなければならない」などとうそをついた疑い。
　７月中旬に矢巾町の女性（５０）が紫波署に相談したことで発覚。換気扇は市価約１６００円の９〜１４倍に当たる１万５０００〜２万３０００円で販売していた。
　被害者７人は花巻、江刺、盛岡など４市１町１村の５０〜７８歳で、高齢者を狙った悪質な犯行と見られる。両容疑者は昨年６月から今年７月にかけて約１２０人に換気扇を販売しており、余罪を追及する。【岸本桂司】

９月３日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050903-00000055-mailo-l03