2005年08月29日(月) 23時36分
原料バターに金属片、シャトレーゼが6億円の賠償要求(読売新聞)
洋菓子に混入した金属片で、食べた人がけがをするなどし製品を回収したことをめぐり、製造元の「シャトレーゼ」(山梨県中道町)が、原料の仕入れ先の「よつ葉乳業」(札幌市)に、製造物責任法(PL法)に基づき約6億円の損害賠償を求める訴訟を甲府地裁に起こしていたことが29日、分かった。
金属片はよつ葉乳業が輸入したバターに入っており、PL法が輸入業者も製造業者と定めていることから、シャトレーゼは「よつ葉乳業は製造業者に当たり、責任を免れない」としている。
訴状などによると、シャトレーゼのレーズンサンドを食べた消費者が2004年3月、金属片で口に軽傷を負うなどした。このため、商品約190万個を回収し、イメージダウンにより売り上げが大幅に減少した。
さらに、クッキーの製造をシャトレーゼに委託していた食品製造販売会社からは、約8000万円の損害賠償を求められている。
よつ葉乳業は「裁判になっており、コメントは差し控える」としている。
(読売新聞) - 8月29日23時36分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050829-00000314-yom-soci