2005年08月27日(土) 17時51分
110番:1〜6月期、総件数4万6316件−−県警まとめ /鹿児島(毎日新聞)
◇「いたずら・無言電話」9241件も
県警がまとめた今年上半期(1〜6月)の110番受理状況によると、総件数は4万6316件と前年比0.7%減だった一方、「いたずら・無言電話」は同19.3%増の9241件と全体の2割を占めた。県警は「ストレス社会の反映なのか背景はよくわからない。今後も増え続ければ、無効の110番の有料化を全国で検討することもありうる」としている。
地域課によると、110番として無効だった1万4379件のうち、「いたずら」は4768件と前年比32.9%の大幅増。「無言電話」は同7.5%増の4473件だった。いたずらの中には「母親を殴って死なせたが、怖くなったので逃げる」という中年男性からの110番が後にヤミ金融業者の嫌がらせとわかったケースもあった。
一方、有効だった110番(3万1937件)の内訳をみると、最も多かったのは、交通事故の通報などの交通関係(1万1574件)で3分の1を占めた。盗難や粗暴犯などの刑法犯関係は1390件(4.3%)。鹿児島市内3署(中央、西、南)の有効110番件数は全体の54%を占めた。
また、携帯電話による通報は、110番総件数の44.2%(2万482件)に上った。警察官が現場に到着するまでにかかった平均時間は6分59秒で、前年同期より12秒遅かった。県警は「携帯電話の普及で発生直後の通報が増えた半面、地理に不案内で現場特定が難しくなっているのも一因」としている。【内田久光】
8月27日朝刊
(毎日新聞) - 8月27日17時51分更新
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