2005年08月23日(火) 22時10分
愛称「京ぽん」の商標登録出願 京セラ 悪用防止狙う(京都新聞)
京セラがPHSの人気機種「AH−K3001V」の愛称「京ぽん」の商標登録を出願している。世間では「ホリエモン」に「風太くん」と企業や自治体でビジネス的な愛称の商標登録の動きが広がっているが、利用者が名付けた愛称を企業が登録するのは例がない。人気の愛称の悪用を防ぐのが狙いだ。
商標登録の出願で有名なのは、ライブドアの堀江貴文社長のニックネーム「ホリエモン」。同社は「愛称が有名になってきたことから登録出願した。ウェブ関連のサービスやTシャツなどの商品に愛称を使用する」(広報担当)という。
また千葉市動物公園(千葉市)では、立ち姿で人気のレッサーパンダ人気にあやかって「風太」くんの名前を商標登録として出願している。
京セラのエアエッジフォンを略した「京ぽん」は元々、インターネットを通じて愛好者たちの間で自然発生した愛称。名付け親が特定できないため、同社が登録に踏み切った。順調に行けば、今秋にも登録される見込みだ。
利用者が情報交換するホームページでは「自分たちが使ってる言葉が公式に認められた」「企業にとって利用者の存在価値が高まっている」などとさまざまなメッセージが書き込んであり、おおむね歓迎ムード。
同社は「愛称の悪用を防ぐのが第一の狙い。商標登録が認められても、利用者が付けた名前なのでこれまで通り自由に使ってもらう」(広報部)としている。
(京都新聞) - 8月23日22時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050823-00000035-kyt-l26