2005年08月19日(金) 15時24分
音楽のダウンロード販売、購入経験者は2割未満(japan.internet.com)
8月4日よりサービス
開始 したオンラインミュージックストア「iTunes Music Store」の販売楽曲数は、オープンからわずか四日で100万曲を
突破 した。これは音楽のダウンロード販売が根付くきっかけとなるか。
インターネットコム株式会社 と
株式会社インフォプラント が行った、音楽のダウンロード販売サービスについての調査によると、利用経験者は2割未満に留まっていることがわかった。
調査対象は音楽好きな10代〜40代のインターネットユーザー300人。男女構成比は男性56.7%、女性43.3%。年齢層分布は10代22.3%、20代19.0%、30代31.0%、40代27.7%。
全体300人にダウンロード販売で音楽を購入したことがあるか尋ねたところ、「何度も購入したことがある」と回答した人は11.7%(35人)、「1度だけ購入したことがある」は7.3%(22人)だった。「購入したことはない」人が80%を占めるのは
前回調査 と同様である。
購入経験のある57人が主に利用しているサービスは、「Yahoo!ミュージックダウンロード」が19人でトップだった。「bitmusic」とオープンしたばかりの「iTunes Music Store」はそれぞれ5人、「Mora」は3人。その他「goo Music Store」、「MSN ミュージック」、「music.co.jp」などが続いた。
また、ダウンロード販売の今後について、「普及すると思う」と回答した人は前回の58.7%から72.7%へと増加した。ただ、最近の相次ぐ新サービス開始や一斉値下げなどでこの分野は盛り上がりを見せているが、ユーザー自らの利用意向は3.7ポイント増加の15.7%に留まっている。
また、ポッドキャスティングについても尋ねてみた。全体300人のうちポッドキャスティングを利用している(していた)」人は3.0%(9人)、「知っているが利用したことがない」人は13.3%(39人)、「名前は聞いたことがある」人は15.7%(47人)だった。こちらも6月の
前回調査 とほぼ同様の結果だ。
利用している(していた)9人にどのディレクトリから検索しているか尋ねたところ(複数回答)、「iTunes」が8人でトップ、2位は「livedoor ネットラジオ」の3人、続いて「PodcastingJuice」(2人)など。最新バージョンでポッドキャスティングに
対応 した itunes が多くのユーザーを獲得しているようだ。
聴いてみたいジャンル(複数回答)としては「音楽」がもっとも多く105人、以下、「ドラマ・映画」が61人、「ニュース」が45人、「お笑い」が43人、「教育・学習」が34人、「スポーツ」が33人、「対談・トーク」が26人、「ビジネス」が25人、「政治」が16人という結果になった。その他の回答として「アニメ」「コミック」「本」が挙げられた。(
調査協力:
株式会社インフォプラント )
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