ガソリン１リットル１２９円　全国平均１２年３カ月ぶりの高値（東京新聞）

2005年08月18日(木) 00時00分

　石油情報センターが十七日発表した石油製品市況の週間動向調査によると、レギュラーガソリン一リットル当たりの全国平均小売価格（十五日現在、消費税込み）は、前週より一円値上がりし、百二十九円となった。一九九三年五月以来、十二年三カ月ぶりの高値。

　原油価格の高騰で石油元売り各社が卸値を引き上げており、これがじわじわと給油所の店頭価格に及んでいる。ただ、ここ数週間の店頭価格の上がり方が鈍化してきていることから、同センターは「今月中に百三十円台に乗せることはないだろう」とみている。

　一方、ニューヨーク先物市場で一時、一バレル＝六七ドル台を記録するなど、原油価格は過去最高水準での推移を続けている。元売り各社が今月末に発表する九月の卸値をさらに引き上げれば、ガソリン価格にも一段の値上げ要因となる。ドライバーにとっては、まだまだガソリン高の負担は続きそうだ。

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