2005年08月18日(木) 20時35分
コンピューターウイルスの開発ペースが加速=専門家が警告(ロイター)
[サンフランシスコ 17日 ロイター] 米国で今週、一連のコンピューターウイルスに感染したメディアなどは、17日には業務が平常に戻った。ただ専門家らは、ネットワークセキュリティーをめぐる戦いでは、スピードにおいて攻撃を仕掛けるハッカーのほうが優位に立っていると警告している。
今回のウィルス感染による被害はコンピューター数千台にとどまったとみられるものの、セキュリティー専門家は、今回の件で、ウイルス作成者はシステムの脆弱性が明らかになるやいなやウイルスの開発を急ぐことが明らかになったと指摘している。
フィンランドに本社を置くFセキュアの研究者は、「ハッカーたちは(セキュリティー)マネジャーらが追いつくよりも速いペースでウイルスを開発している」と述べた。
米マカフィーのウイルス対策チームのバイスプレジデントは、今回「IRCBOT.WORM」と「RBOT.CBQ」などのウイルスに感染したコンピューターは数千台とみている。
これらのウィルスは、ウィンドウズ2000の欠陥が最近明らかになったあとすぐに開発された。感染したパソコンは再起動を繰り返すなどの被害を受けた。
(ロイター) - 8月18日20時35分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050818-00000115-reu-bus_all