2005年08月15日(月) 18時20分
年金未納でも病気には備え 社保庁の調査(共同通信)
自営業者やパート労働者などを対象とする国民年金と国民健康保険(国保)に加入している人のうち、年金保険料が未納になっている人の80%近くは国保の保険料を納めていることが、15日までに社会保険庁がまとめた2002年の実態調査で分かった。将来に備える年金より、病気への備えがより切実だという事情を反映した格好だ。
調査は、02年3月末時点の国民年金加入者から抜き出した11万人を対象に実施。71・4%が国保に加入していた。このうち、さかのぼって2年間まったく年金保険料を払っていなかった未納者をみると、58・3%は01年度の国保保険料を完納、一部納付した19・6%を合わせると国保保険料を納めた人は77・9%に上った。
所得階層別にみると、世帯の所得が1000万円以上の層で11・1%、500万以上1000万円未満の層でも15・2%は国民年金保険料が未納だった。
(共同通信) - 8月15日18時20分更新
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