2005年08月10日(水) 18時02分
元介護職員に懲役12年=「非道な犯行」−入居者ヒーター熱風死・金沢地裁(時事通信)
石川県かほく市の介護老人ホーム「グループホームたかまつ」で入所者の女性=当時(84)=にファンヒーターの熱風を当てショック死させたとして、殺人罪に問われた元介護職員松田優被告(28)に対する判決が10日、金沢地裁であった。堀内満裁判長は「現状に対するうっ憤晴らしや要介護者に対する腹いせといった極めて自己中心的な動機で、非道な犯行」として、懲役12年(求刑懲役13年)を言い渡した。
堀内裁判長は「何ら落ち度がない被害者の肉体的、精神的苦痛は筆舌に尽くしがたい。社会に与えた影響も無視できず、刑事責任は相当に重大」と非難した。
(時事通信) - 8月10日18時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050810-00000057-jij-soci