2005年08月09日(火) 16時20分
振り込め詐欺：訴訟装い現金振り込ませる 太田の主婦、４３０万円被害届 ／群馬（毎日新聞）
太田市内に住む主婦（６５）が６日、「振り込め詐欺に遭い４３０万円をだまし取られた」と太田署に被害届を出した。
調べでは、女性宅に４日、「民事訴訟裁判税務未納通知書」と書かれたはがきが届き、「通信販売の未払いや電話料金などの未納があるため、多額の訴訟を起こされている」などの文言と電話番号が記載されていた。女性がかけると男が出て「国選弁護士を紹介する」などと説明し、別の電話番号を伝えた。女性が電話すると、弁護士を名乗る男が出て「裁判所に預託金を納めれば訴訟を取り下げられる。解決すれば預託金は戻ってくる」などと話した。
女性は指定口座に約１８０万円を入金すると、５日に弁護士と名乗る男から電話があり、「既に最高裁まで進んでいた。取り下げには別にお金が必要」などと説明した。女性は指定された銀行口座に約２５０万円を振り込んだという。太田署は振り込め詐欺事件として捜査している。【桝谷敦子】
８月９日朝刊
（毎日新聞） - 8月9日16時20分更新
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