2005年08月08日(月) 20時29分
<中絶胎児>「一般ごみ」として処理185件 長野県(毎日新聞)
妊娠12週未満の中絶胎児の処理方法について調査した長野県と同県産科婦人科医会(小西郁生会長)は8日、県内の病院や診療所で、昨年度、185件が一般ごみとして処理されていたと発表した。県などは「(一般ごみとしての処理は)誤解を招く方法で、不適切」と説明しており、病院などに対しては既に中絶胎児については医療廃棄物として処理をするよう指導した。一般ごみとして処理していたのは数施設だった。
同県などは、県内の産科や産婦人科の病院と診療所の113施設を対象に、昨年度1年間に行った中絶胎児の処理方法について調査、休業中の2施設を除く全111施設から回答を得た。
中絶胎児の処理を巡っては、今年5月、横浜地裁が横浜市の産婦人科医院に対して、「(医院は)中絶胎児や血のついた脱脂綿などを袋詰めにして業者に委託。その際、中身が感染性廃棄物だと業者に知らせなかったのは廃棄物処理法に違反する」として有罪判決を言い渡している。【中山裕司】
(毎日新聞) - 8月8日20時29分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050808-00000074-mai-soci