2005年08月07日(日) 09時47分
自殺サイト殺人、遺体の一部発見…男子中学生か(読売新聞)
大阪府河内長野市の山中で今年2月、無職長元美智子さん(当時25歳)が殺害された事件で、府警河内長野署の捜査本部は6日、中学生ら男性2人の殺害を自供した人材派遣会社契約社員・前上博容疑者(36)(殺人容疑などで逮捕)の供述に基づき、同府南部の山中2か所を捜索、うち和泉市の杉林で白骨化した遺体の一部を発見した。
府警は神戸市北区の中学3年の男子生徒(14)とみて、DNA鑑定などで身元確認を進める。
府警によると、遺体の一部が見つかったのは、和歌山県との境にある和泉市父鬼町の国道480号沿い。道路下の杉林から頭骨と胸の骨2本を発見した。
同府東大阪市の大学生(21)が遺棄されたとみられる5キロ以上離れた河内長野市のダム付近の捜索は、日没と天候悪化でこの日は打ち切られた。
前上容疑者は2人について、「道路からがけ下に投げ落とした。身元が判明しないよう衣服を脱がせた」と供述した。
一方、前上容疑者宅から押収したパソコンなどに残されていた大量の画像の中に、殺害を供述した中学生とみられる写真があったことが判明した。調べに対し、「長元さんも撮影したが、その後、画像を消去した」と話しているという。
自殺サイトとは別に、アダルトサイトに前上容疑者とみられる人物が「一緒に窒息プレイをしてくれる人いませんか」などの内容の書き込みをしていたこともわかった。府警は、こうした性的嗜好(しこう)と無差別殺人との関連を詳しく調べる。
(読売新聞) - 8月7日9時47分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050807-00000101-yom-soci