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大久保さんは二日昼、「息子さんが電車の中で痴漢をして今、警視庁にいる」という偽電話を信じ、夫と銀行に行く途中の川崎区の主婦(67)をタクシーに乗せた。車内での会話から振り込め詐欺事件と確信。主婦らを説得した上で、同署に同行した。
阿部さんと遠藤さんは三日午前、川崎区の男性医師(77)の長男が同銀行の支店窓口を訪れた際に応対し、緊張した様子に気付いた。二人が事情を聞くと、実在しない横浜鉄道警察隊を名乗る男から「二男が痴漢をして警察署で預かっている」という電話を医師が受けたと判明。振り込め詐欺と見破り、手続きを中止させて被害を防いだ。
感謝状を手渡した小石良治署長は「事件に気が付いても見過ごされることが多い時代に頭の下がる思いです」と三人に感謝の言葉を述べた。
大久保さんは「段取りがよすぎるうえ、典型的な振り込め詐欺の内容で確信をもった。被害を防げてよかった」。阿部さんと遠藤さんも「手が震え、異常に汗をかいていた。口調と態度がアンバランスでおかしいと思った」などと話していた。
(木村 留美)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20050806/lcl_____kgw_____004.shtml