2005年08月04日(木) 03時43分
ガソリンが12年ぶり高値 131円台登場(産経新聞)
ガソリン価格の上昇が止まらない。石油情報センターが三日まとめたレギュラーガソリンの全国給油所の店頭平均価格(一日現在)は一リットル当たり一二七・五円となり、前週に比べ一気に二・一円上昇した。原油価格が最高値圏で推移していることを受け石油元売り各社が八月出荷分の卸価格を三円超引き上げたためで、平成五年八月三十日以来、ほぼ十二年ぶりの高値水準となった。
店頭価格の上昇は五週連続。この間、店頭価格は四・四円値上がりした。ただ、元売り各社が七、八月と二カ月続けて卸価格を三円超引き上げたのに対しガソリンスタンド間の競争が激しいため、店頭での値上げ幅は追い付いていない。このため、同センターは「店頭価格は今後もじりじりと上がる可能性がある」と指摘している。
夏の行楽や帰省シーズンだけに、ガソリン価格の上昇は家計を直撃しそうだ。一方、三日の欧米石油市場では、米国の原油在庫が減少するとの懸念から原油相場が一段高となり、史上最高値を更新している。
(産経新聞) - 8月4日3時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-00000002-san-bus_all