2005年08月02日(火) 16時01分
振り込め詐欺:2件の未遂 息子を名乗る電話、金融機関側が機転−−三笠 /北海道(毎日新聞)
三笠市で先月26日と29日、2件の振り込め詐欺未遂事件があった。息子を名乗る電話を信じた80代の女性が250万円、60代の男性が300万円を振り込もうとしたが、いずれも金融機関側の機転で思いとどまった。三笠署は詐欺未遂事件として捜査している。
同署によると、女性宅には26日午後0時半ごろ、電話があった。「250万円の借金があり、早く払わないとさらに増えてしまう」との内容で、指定の銀行口座に現金を振り込むよう求められた。女性が市内の金融機関に行ったところ、職員が「話がおかしいのではないか」と説得し、女性は振り込みを中止した。その後、息子と連絡が取れ、だまされたことがわかった。
男性宅への電話は29日午後2時45分ごろ。「借りた300万円を早く返済したい」と振り込みを求められた。男性は市内の郵便局から振り込もうとしたが、疑念を持った局員が同署に通報し、被害を防いだ。
二つの事件は手口が似ているが、犯人が指定した口座は別のものだった。【山田泰雄】
8月2日朝刊
(毎日新聞) - 8月2日16時1分更新
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