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2005年08月02日(火) 00時00分

マクドナルド 13万人賃金 一部不払い支給へ 東京新聞

 日本マクドナルドホールディングスは一日、社員やアルバイト計十三万人弱の勤務時間を誤って算定していたとして、過去二年間に不払いとなっていた賃金を支払うと発表した。勤務時間を三十分単位で把握、端数分を切り捨てていたことを労働基準監督署から指摘された。

 不払いの総額は「調査を始めたばかりでまだ分からない」としているが、少なくとも数億円規模とみられる。支払い対象を二年間に限定したのは給料請求権の期間を定めた民法の「消滅時効」に基づくという。

 不払いが起きたのは、社員が約四千六百人、アルバイトが約十二万三千人(ともに今年七月末時点)で、このほか退職者にも不払い分を支払う。端数を切り捨てていたため、午後五時五十五分に勤務が終わった場合、午後五時半までの支払いになっていた。

 八月からはタイムカードで記録した一分単位の労働時間をベースに計算した賃金を支払うシステムに改める。社外の第三者を含めた調査委員会を設置し、再発防止を目指す。

 五−六月に東京管理職ユニオンや労基署から指摘を受けて調査したところ直営、フランチャイズ契約店舗を含めて勤務時間を誤って把握し、賃金不払いが恒常的に発生していたことが分かった。

 日本マクドナルドは社告やホームページなどで告知。二日には専用のフリーダイヤルを開設する。電話番号は(0120)588073。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050802/mng_____sya_____006.shtml