2005年07月29日(金) 13時09分
三菱自、元会長ら提訴 リコール隠しに「責任」（共同通信）
三菱自動車は２９日、一連のリコール隠しの経営責任を問い中村裕一元会長ら社長経験者３人を含む同社元役員７人に対し、総額１１億３５００万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。
社長経験者は、中村元会長のほか木村雄宗元会長と、業務上過失致死罪に問われ横浜地裁で公判中の河添克彦元社長。他の４人は村田有三元取締役＝公判中＝、宇佐美隆三菱ふそうトラック・バス元会長＝同＝、中神達郎元執行役員＝同＝、樋口敏雄元取締役。
請求額は１９８９−９５年に社長の中村元会長が約３億９０００万円、９６−９７年に社長の木村元会長が約２億６０００万円、９７−２０００年の河添元社長が１億円−など。
三菱自は、中村、木村両元会長について「経営トップの法令順守違反があった」と指摘。河添元社長は２０００年にリコール隠しが発覚した際、調査が不適切だったとした。他の４人は死亡事故が起きたクラッチ系統の不具合を認識しながら是正措置を取らなかったとした。
（共同通信） - 7月29日13時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000156-kyodo-soci