2005年07月29日(金) 20時57分
マーガリンの賞味期限偽装 旭電化２０社に出荷（共同通信）
化学メーカー「旭電化工業」（東京都）が製造する業務用マーガリンなどの油脂製品について、国内９カ所にあるすべての倉庫で在庫の製造年月日を新しくしたり、賞味期限を１−３カ月間延ばす偽装をし、取引先の製パン、製菓メーカー約２０社に出荷していたことが２９日、分かった。同社が会見して明らかにした。
担当役員が１９９２年には偽装に気付き、禁止通達を出したが、不正は雪印乳業の食中毒事件が起きた２０００年７月ごろまで続いた。中嶋宏元・社長は「管理体制が甘かったが、本社の指示など会社ぐるみの行為ではない」と釈明した。
同社は、マーガリンなどの賞味期限を実際の品質保持期限より短く表示しており、１−３カ月延ばすことで健康被害は発生しないとしている。
（共同通信） - 7月29日20時57分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000280-kyodo-soci