悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年07月22日(金) 03時12分

「次々販売」…70代女性が7社と1000万円契約読売新聞

 埼玉県草加市で70歳代の女性が1年余りの間に、寝具や健康食品など異なる少なくとも七つの訪問販売業者と15件計1000万円の契約を結び、市が契約不備を理由に業者に一部を返金させていたことが、21日わかった。

 一つの契約をきっかけに、別々の訪問販売業者が入れ代わり立ち代わり商品を買わせる「次々販売」で、契約額が膨らんでいった。

 草加市によると、70歳代の女性が購入契約を結んでいたのは、健康食品、じゅうたん、浄水器、毛布、布団など。女性を訪ねた息子が昨年6月、未開封のままになっている計226万円の健康食品6セットを見つけた。不審に思って調べたところ、2003年3月ごろから1年3か月の間に、異なる訪問販売業者との契約書が次々に出てきた。

 布団だけでも、磁気入り、竹炭入り、羽毛など数種類の契約書があり、総額で200万円にのぼった。新たな契約を交わすと、以前に販売した布団を引き取る業者もあった。

 相談を受けた市は、約1000万円の契約のうち支払いを済ませた約300万円について、「契約に不備がある」と指摘し、約3か月間にわたる交渉を経て、複数の業者に約147万円を返還させた。

 女性は娘と一緒に暮らしているが、1人で留守番している時に相次いで業者の訪問を受けた。女性は「業者は話し相手になってくれたり、健康を気遣ってくれたり、親切だった」と契約に応じていた。
(読売新聞) - 7月22日3時12分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050722-00000301-yom-soci