2005年07月22日(金) 03時17分
子供への虫よけ剤噴霧CM、市民団体が中止求める(読売新聞)
小さな子供の体には噴霧しないよう注意を呼びかけていながら、子供に直接虫よけ剤をスプレーしているテレビCMを流しているメーカーに対して、市民団体「反農薬東京グループ」がこのほど、放映中止を求める要望書を送った。
問題とされたのは、ジョンソン(本社・横浜市)の虫よけ剤「スキンガード」のCMで、母親が女の子の胸元や腕などに直接スプレーする場面が出てくる。6月上旬から全国で放映されている。同社のホームページには、乳幼児に使用する際には直接スプレーしないようにと書かれている。
肌につける虫よけ剤に含まれるディートという物質は、一般的に毒性は低いとされているが、まれに血圧低下や発疹(ほっしん)など体への影響があると報告されており、国民生活センターは6月、「エアゾールタイプは吸入することが考えられる」として、子供には手に取って塗るように注意を呼びかけた。
反農薬東京グループでは「ホームページで注意しながら、CMでは直接スプレーする映像になっているのは問題」と指摘する。要望を受け、同社では「CM内容の変更も含めて対応を検討したい」と話している。
(読売新聞) - 7月22日3時17分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050722-00000501-yom-soci