悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年07月16日(土) 16時31分

悪質リフォーム:不安あおり、しつこく勧誘 電話相談、高齢者4割−−横浜 /神奈川毎日新聞

 横浜市消費生活総合センターは15日、リフォーム契約に関する電話相談(11〜12日)の結果を発表した。「土台が崩れる」と不安をあおったり、数時間にわたり延々と勧誘したりして、高額な工事代をむしり取る手口が目立ち、最高被害額は986万円だった。また38件の相談のうち17件が100万円以上の高額契約だった。
 相談者のうち70歳以上の高齢者が42%(16件)で最多、工事の内容は換気扇設置など床下工事関連が20件に上った。
 986万円を支払ったのは横浜市保土ケ谷区の70歳代の男性。01年6月に「天井裏を見せてほしい」と訪れた業者に勧められ天井裏の補強工事を契約。その後も同じ業者と床下補強、床下換気扇、内装工事と五つの契約を交わした。返金を求めるには民事訴訟しかないという。
 市内の70歳代の女性は02年から防湿剤散布、シロアリ駆除など8件以上の契約を交わし総額800万円を支払った。相談を受けた建築士によるとすべて不要なものだったという。
 横浜市戸塚区の80歳代の男性は今年1月、配水管業者から「風呂場がダメになっている」と別の業者を紹介された。深夜までしつこく勧誘され現金399万円で契約。さらに瓦やトイレ工事の契約を結び総額799万円を現金で払った。うちトイレ工事代80万円以外はクーリングオフできなかった。
 同センターは「訪問販売はしつこいので家に上げない。契約は家族や知人に相談してから決めて」と話す。【堀智行】

7月16日朝刊
(毎日新聞) - 7月16日16時31分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050716-00000038-mailo-l14