2005年07月14日(木) 23時18分
<悪質リフォーム>老いた姉妹を騙そうした業者逮捕 神奈川(毎日新聞)
神奈川県横須賀市の95歳と87歳の姉妹をだまそうとしたリフォーム業者が14日、巡回中の県警横須賀署員の機転で詐欺未遂容疑で現行犯逮捕された。
調べでは、14日正午ごろ、同市北部にある姉妹の自宅前で、駐在勤務の佐和英樹巡査長(42)が、「銀行に行く」とタクシーを待つ姉を発見した。業者の出入りを住民からの情報提供で事前に知っていた巡査長は、「業者が家にいる」と聞き、自宅に立ち入った。居合わせた横浜市瀬谷区の無職、和田章容疑者(34)を追及したところ、「高齢でぼけた女性なので、だまそうと思った」と容疑を認めたため、同容疑で逮捕した。昨年2月の下水工事名目で約2万9000円をだまし取ろうとした疑い。実際に工事が行われたかどうか、姉妹に記憶がないという。余罪もあるとみている。
姉妹は数軒の借家も付近に所有。近所のスーパー経営者(67)によると、約2年前から不審な男たちが出入りしていた。「床下や屋根の工事と称し、被害は1000万円ほどになるかも」と言う。妹は「何年か前に業者がシロアリがいると畳をはがした。それ以来、床下などの工事をしたが、はっきり分からない」と話した。【網谷利一郎】
(毎日新聞) - 7月14日23時18分更新
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