2005年07月14日(木) 14時49分
朝市を装い「催眠商法」 県警、3容疑者逮捕(西日本新聞)
福岡県警は十四日、農産物の朝市を装い寝具を販売したとして、特定商取引法違反(販売目的を隠した誘引)の疑いで、訪問販売会社「ティ・エス・ティ」社長の堤友春容疑者(29)=福岡県久留米市藤光一丁目=ら三人を逮捕した。
調べでは、堤容疑者らは、昨年十二月から今年五月、熊本県南阿蘇村に設置したテントなどで、販売目的を告げず、同村の農業女性(67)ら三人に寝具を購入するよう勧誘した疑い。三人は健康マットやシーツなど計四十四万円で購入していた。
県警によると、堤容疑者らは、新鮮な野菜を販売する朝市を開催する新聞の折り込みチラシを見て集まったお年寄りらに、トイレットペーパーなど日用品を無料で配布。雰囲気を盛り上げて、突然高額な寝具を売りつけるなどした「催眠商法」を繰り返していたとみている。福岡、佐賀、熊本、大分、山口五県の消費生活センターには同社に対する約四十件の相談が寄せられているという。
(西日本新聞) - 7月14日14時49分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050714-00000073-nnp-kyu