2005年07月06日(水) 14時18分
ワンクリック詐欺、ソフト開発業者を初の逮捕(読売新聞)
アダルトサイトの画面を一度クリックしただけで入会の契約をしたと思わせる「ワンクリックサイト」を利用し、金をだまし取ったとして、京都府警ハイテク犯罪対策室などは6日、サイトのソフトを開発した高松市のコンピューターソフト開発会社経営吉川正行容疑者(38)ら2人を詐欺容疑で逮捕した。
サイトを運営した岡山県倉敷市の会社社長田辺史朗容疑者(34)ら6人(風営法違反容疑で逮捕)も詐欺容疑で再逮捕する方針。府警によると、「ワンクリサイト」のソフト開発業者を逮捕するのは全国で初めて。
調べによると、田辺、吉川両容疑者らは共謀し、今年2月、サイトにつないだ滋賀県野洲市の会社員(40)ら4人が「利用規約に同意する」をクリックしただけで会員登録が完了したとする虚偽の画面を表示させ、利用料金計17万5000円をだまし取った疑い。
吉川容疑者はソフトを1組約25—50万円で田辺容疑者に計11組販売。田辺容疑者らは1日に数万通のメールを不特定多数に送信し、昨年秋以降、30都道府県の約1000人から計約5000万円を振り込ませていたという。
(読売新聞) - 7月6日14時18分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050706-00000306-yom-soci