2005年07月05日(火) 20時21分
不払いは1000件程度の見通し 不祥事で明治安田生命社長(共同通信)
記者会見で頭を下げる、明治安田生命保険の金子亮太郎社長(中央)ら=5日午後、日銀本店
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新たに不当な保険金の不払いが発覚した明治安田生命保険は5日、本来支払うべき保険金を払わなかったケースは、2001年度以降の4年間だけで、1000件程度に上るとの見通しを明らかにした。
2度にわたる不払いの発覚で、明治安田生命の信頼が一層失墜することは避けられない状況で、記者会見した金子亮太郎社長は「多大なご迷惑をかけたことを深くおわびする」と陳謝。「今期中に辞めることになる」と述べ、年度内に辞任することを表明した。
また、15日付で就任する予定だった生命保険協会の会長職についても「明治安田として引き受けるべきではない」と言明。会長職の辞退するとともに、他生保に引き受けてもらうよう今後要請していくことを明らかにした。
金融庁は明治安田生命に対して2月に違法な営業があったとして業務停止命令を出している。金融庁は現在、明治安田生命の検査に入っており、厳しい行政処分を検討する。
(共同通信) - 7月5日20時21分更新
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