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調べでは、グループは当初、売り上げの2−4%を歩合給として設定していたが、二〇〇三年十月から基本給を下げて10%にアップ。
一方で、売り上げのうち材料費や人件費などの原価が占める割合が45%を超えると、歩合給自体を支給しない給与システムだった。同課は、高率の歩合給で社員のやる気を高めていたとみている。
詐欺容疑などで逮捕された元イースト社地域担当部長鎌田悟容疑者(28)ら四人は、〇三年三月からの一年間で、それぞれ一億一千万−二億五千万円を売り上げていた。
この間の年収は、鎌田容疑者が約二千四十万円、「サムニンウエスト」の元地域担当部長桑原和寛容疑者(26)が約二千三十九万円、元イースト社地域担当部長橋壁浩二容疑者(29)が約千八百七十五万円、元同社地域担当課長村内崇策容疑者(25)が約九百三十七万円に上ったという。基本給は、一人当たり二百三十万−五百二十万円だけで残りは歩合給だった。
グループは社員の競争意識をあおって売り上げを伸ばすため、「春場所」「夏場所」などと名付けた契約強化月間を設定。好成績を上げた社員には特別ボーナスを支給し、高級外車を贈呈するなど厚遇していた。
半面、契約が取れないなど成績が低迷した社員には、鎌田容疑者ら幹部社員クラスが客役などを演じるロールプレイングによる営業の練習を繰り返しさせていた。業績が伸びなかったり、仕事に嫌気がさしたりして辞めようとした社員には殴るけるの暴行を加え、中には重傷を負った社員もいたという。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050701/mng_____sya_____011.shtml