2005年06月30日(木) 03時13分
不要リフォーム、業者逮捕へ…5千人と115億円契約(読売新聞)
高齢者らを対象に不要な住宅リフォーム工事を契約させていた疑いがあるとして、警視庁生活経済課は、住宅リフォーム会社「エム・エイチ・エス」(東京都中央区)の元子会社の社員ら5人について、特定商取引法違反(不実の告知)と詐欺の疑いで、30日にも逮捕する方針を固めた。
調べによると、エム社グループの営業担当の元社員らは、家屋を無料点検するなどと偽り、1人暮らしの高齢者宅などを訪問。実際には不必要な工事なのに、「地震が起きたら危険」「リフォームが必要」などとウソを言って、高額な料金でリフォーム工事を契約させた疑いが持たれている。
エム社は、資本金8500万円で1997年12月に設立された。民間の信用調査機関によると、同社の2004年5月期の決算では、約28億円の売り上げがあったという。エム社は営業を行うために、複数の子会社を作っていた。
同課の調べなどによると、エム社グループは、全国の約5000人と総額約115億円にのぼる住宅リフォーム工事の契約を結んでいたといい、同課で被害の全容解明を進めるとともに、グループの上層部についても捜査を進める方針。
(読売新聞) - 6月30日3時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000201-yom-soci