2005年06月29日(水) 14時16分
西宮市の宗教法人、13億7千万円申告漏れ…国税指摘(読売新聞)
兵庫県西宮市の宗教法人「アガペ教会」が大阪国税局の税務調査を受け、運営する有料老人ホームの収入などを巡り、2002年3月期までの5年間で約13億7000万円の申告漏れを指摘されていたことが29日、わかった。
同国税局は無申告加算税など約3億8000万円を追徴課税(更正処分)した。
関係者によると、同教会は身体障害者らを雇用して有料老人ホームの運営や不動産の賃貸事業などを行っており、身体障害者らに給与を支払うことによって生活保護に寄与しているとして、収入を非課税の「献金」として申告していた。しかし、同国税局は「給与は事業収入のわずかに過ぎない」と課税対象の収益事業に当たると判断した。
これに対し、同教会は昨年、課税の取り消しを求めて神戸地裁に提訴したが敗訴し、現在、大阪高裁で係争中という。
兵庫県によると、同教会は1985年の設立で、有料老人ホーム「アガペソーラーホーム」などを運営している。
(読売新聞) - 6月29日14時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050629-00000406-yom-soci