2005年06月28日(火) 17時46分
アニメ声優側の勝訴確定 「声の使用料」めぐる訴訟(共同通信)
テレビアニメのビデオ化に際し、音声の二次使用料を支払わなかったのは違法として、声優約350人が制作会社側に計約8700万円の支払いを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(浜田邦夫裁判長)は28日、全額を認めた1、2審判決を支持し、制作会社側の上告を退ける決定をした。声優側の全面勝訴が確定した。
訴えていたのは「ドラゴンボール」孫悟空役の野沢雅子さんら。
1、2審判決によると、ビデオ化で声優に支払われる出演料は、声優団体と音声会社団体が結んだ覚書の添付表に1986年以降、明記されていたが、制作会社側は「合意はない」と支払いを拒否していた。
2審判決は、制作会社「日本アニメーション」(東京)の子会社と声優団体との間に合意があったとして、日本アニメと子会社の支払い義務を認めた。
(共同通信) - 6月28日17時46分更新
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